今日の私の家に降る雨

この1ヶ月半くらい、とにかく時間があった。側から見たらいくらでもやることはあるんだろうけど、「知らない〜休むぞ〜」という気満々でスタートした期間だった。 
3年前までなら、海外旅行だって行けていたんだろうけど、このご時世。悔しさが全くないかと言われたら嘘になるけど仕方ない。
幸いなことに、たまに散歩に行ければ家に篭ることはそこまで苦ではないので、ここぞとばかりにエンタメを摂取する期間にしよう、そうするしかない、と思った。それと、引っ越すまでの残りわずかな期間、大好きな自分の部屋でいられる時間が長いことはとても嬉しかった。

読書や映画、ドラマ、YouTube、ラジオ、バラエティ…今の時代、いくらでも時間を使うことができるなと思う。
見ては感想を書いてを繰り返した。
いや、こう書くとすごくせかせかと繰り返しているように見えるけど、とてもマイペースだし、もちろん見たもの聞いたもの読んだもの全ての感想を書いているわけではない。なんなら、映画・本以外はツイートしないことの方が多いんだけど、映画や本は見た/読んだ達成感があるのか、ついツイートをする。
けど、なんとも言い難い虚無感というか、何してるんだろう、と感じてしまう瞬間が結構あった。

好きなことをしてるはずなのに、ずっとなんかモヤモヤしていた原因がようやく分かった。
仲良くしてくれているフォロワーさんがブログで、「感想をすべてツイッターやブログに書くことが腑に落ちなくて…」と書いていて、「これだ」と思った。
最近見た作品は、他では得られない感情になれたり、知らない世界を知れたり、素敵な物がたくさんあった。けど、自分の拙い語彙量・文章力で無理矢理言葉にしてしまうことで、その作品の魅力を伝えられてない気がしたし、自分だけのものにしておきたい感情まで何かの衝動に駆られて伝えようとしていたこと。多分それがモヤモヤの原因なんだと思う。

全く気づいてなかったわけではない。
けど、多分自分は何かに焦っていて、「この期間でやったこと、見たもの、そして、得た感情を残しておきたい」と思っていたんだと思う。そして、自分のメモ帳や記録用のアプリではなくツイッターにそれを書くということは、あわよくば誰かから賛同してほしいと思っていたんだろう。

あと、全てのタイミングでモヤモヤするわけではなかった。
最近で言うと、『30までにとうるさくて』の5話を見た時は、自然と感想が溢れて、見終わった直後にブログ書く宣言をしていたし、読んでほしい人たちに読んでもらえたら良いなと思った。

他の人からしたら当たり前のことかもしれないし、別にわざわざ宣言することでもないんだけど、これからはそういう、自然と感想を書きたくなったり、読んでほしいと思ったり、おすすめしたいと思った時にツイッターに書けば良いや、と思った。
好きなものに関してなら考えることは好きだし、考えることも時には大切なことかもしれないけど、上手く言葉にならないものを無理矢理言葉にしようとしなくて良いかなという気持ちになれた。

と言っても、もうすぐこの期間も終わる。
そろそろいい加減、夜更かしをやめないといけないな。