余白を覚えていたいんだ

2023年の好きだったエンタメ作品。ジャンルごとにランキングを作るほどたくさん見てないのでお気に入りをまとめてみた!読んでみてもらえたら嬉しいです。

 

①ブラッシュアップライフ

主人公達の年齢的には自分より少し上の世代なのだけど、出てくるカルチャーがどれも自分が小学生〜中学生くらいのもので刺さる。小学生の頃は毎日のように放課後シール交換をしていたし、たまごっちも持っていたし、高校生の頃はカラオケでイケナイ太陽を歌っていた。

『令和ロマンの娯楽がたり』で加納さんが言っていたように、まさに私たちの『ALWAYS 三丁目の夕日』といった感じでもあると思う。その上、登場人物たちのなんとも言えない個性と愛嬌が魅力的だった。

「なっちの情報通な感じがあの子(高校からの友達)っぽいな」と思っていて、放送時期にその子含めた友達4人で会った時に、4人中3人がこのドラマを見ていて、その話ができたのも良かった。

麻美が人生を繰り返すことでどんどん愛おしさが増す友情、重さがなくてその時の気分関係なく見られるところ…ここ数年で一番好きなドラマと言って良いかもしれない。

 


②また点滅に戻るだけ

ダウ90000の第5回演劇公演。

素晴らしかった。

ラストシーンは心臓が潰れてしまうかと思った。最高に熱くてニクい。けど恋愛という設定に限らず人間対人間の関わりとして凄く泣きそうになって(泣いてたかも)何かにおいて自信のない人間には絶対に刺さる作品だと思う。しかもずっと面白い。満を持しての本多劇場でこれというのがかっこよすぎる。生で見られて良かったです。(友達に感謝)

 


③aftersun/アフターサン

今年見た映画でベストはこちら。

よく行く映画館に置かれていたフライヤーに惹かれて、珍しく持ち帰って公開を楽しみにしていた。

(以下、Filmarksに載せた感想)

全てが眩しいくらい美しいのに、ずっとどこか切ない父娘のバカンスの映像に垣間見える違和感を寄せ集め、ぼやぼやとしたものが渦巻き、喉の奥が重苦しい。観終わって、あれこれ思い出しながらカラムの心情を推測してさらに苦しくなった。思い出の美しさがより苦しさを引き立ててくる。

レビューを読んでいると、映画をあまり重たく捉えてないものも多くあり、それほどにカラムはソフィの前では親の役割を全うしようとしていたのだと思った。カラムのソフィへの愛情や言葉には一つも嘘はないんだよね。

ソフィのちょっと生意気でおませさんな加減もすごい。

「太陽の下なら離れていても一緒」

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↓は映画の後に寄ったカフェなんだけど、ブラインドから差し込む陽射しが映画の余韻に浸るのにピッタリな画で感動した。(ちなみにこのカフェはこの後も3回ほど行ってお気に入りカフェになりました)

https://x.com/tctcgrgrd/status/1665211491358998529?s=46&t=szQCeuppbp5E3fyDHS3CFA

↓『テート美術館展』で見た絵ともリンクするものを感じた。

https://x.com/tctcgrgrd/status/1685602406829334528?s=46&t=szQCeuppbp5E3fyDHS3CFA

映画単体としてもだけど、周辺の思い出も含めて思い入れのある作品になった。

 


④ラヴィット

ちゃんと見てるのは木曜だけなので木曜ラヴィットなんだけど、ラヴィットの精神が好きなので番組丸ごと大好きと言わせて!木曜はニューヨークはもちろん、他のレギュラー陣もバランスも好き。

嶋佐は毎週のように名場面を生み出してて最高だし、屋敷は嶋佐に誰よりも笑いつつ、映ってない時含めガヤやツッコミが鋭くてさすがだし、横田真悠ちゃんは可愛いし、毎週衣装も素敵でそれを見るのも楽しみ。飾ってなくて、今は産休中のギャル曽根もなんだけど、思いっきり笑ってるの見てると元気出る。ギャル曽根がどんどんやばい人になってきてるのも面白い。ゲームの時にゲストチームにされがちなノンスタ石田さんも良い立ち位置。

毎週木曜は帰ったら録画したラヴィットを見ながら夕飯を食べるのが楽しみ!他の曜日も気になった部分は夜明けのラヴィットで見たりしてる。

ラヴィットロックも楽しかったな〜!初めてカンペうちわを作るのがまさかここになるとは…今年もありがとうラヴィット!LOVE!

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バカリズムと欲望喫茶

少し前に第1弾が放送されて、最近第2弾(第一夜〜第三夜)が放送されたバラエティー番組。

カフェや喫茶店が好きなので、セットが喫茶店という時点でアガる。そこでバカリズムロバート秋山(多分全回出演はこの2人)、その他芸人や俳優5名でメニューという名のゲーム?をする番組。中でも「自分だけ知ってるセット」というメニューが大好きで、選ばれた人が決めた言葉(「おにぎり」「イーヤーサーサー」とかなんでもOK)をその人しか知らない言葉として、他の4人に説明して、他の4人はその言葉を理解するために質問するというもの。これがなぜか分からないけどもうずっと笑える。中でもバカリズムの演技力と質問の視点が全部面白くてさすがだし、秋山の言葉のチョイスが毎度らしくて好き。レギュラー化したら毎週このコーナーでも良いって思う。

 

 


さくらももこ

映画『わたしの好きな歌』をNetflixで4月上旬に見て、それがとても良かったところから、4月下旬には関東に回ってきたら絶対行きたいと昨年から待っていた『さくらももこ展』へ。一気にさくらももこちびまる子ちゃんへの好きが加速した今年だった。

原画コーナーではどの話にも見覚えがあって、昔漫画をほとんど読んでいたんだなと嬉しくなりつつ今でもNetflixで日常的にまる子を見ている妹と一緒にケラケラ笑いながら見て回った。アニメも最近は見てないけど毎週見ていたし、オズワルド畠中が芸人になるきっかけだと紹介していて気になって昨年読んだエッセイ『ひとりずもう』も良かったし、ずっと近くにあったさくらももこ作品だけど、大人になった今だからこそ気づけるようになった良さがある気がして、あらためて『ちびまる子ちゃん』が大好きになった。さくらももこ展の図録は宝物だし、これまで適当な茶碗しか使ったことなかったから毎日使う茶碗をお気に入りにできて嬉しい!けど割らないか心配。

あ、来年のカレンダー買わなきゃ!

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⑦若草

吉澤嘉代子さんのEP。

今年は新しくリリースされた音楽を繰り返し聴くことが少なかった中で、このEPは通しで繰り返し聴くことが多かった。青春というテーマでありながら、過去だけでなく現在や未来に視点が向けられているところが好き。

https://open.spotify.com/album/2tzJbY8StOkbuM52pfLU3E?si=tucZw88ESZenb1u8iMAamw

 

 


サルゴリラ「RULE」

サルゴリラキングオブコント2023で1本目にやったコント。多分もう児玉さんがツボなんだけど、特にこのネタは何回見ても笑える。

優勝して嬉しい!おめでとうございます!

https://youtu.be/5nXYkinwXFc?si=oXB38xky5axlv8JL

 

 


(余談)

『ラッシュアップライフ』『また点滅に戻るだけ』『若草』には青春・友情・プリクラのような共通する題材があったり、『アフターサン』とちびまる子ちゃん『まるちゃん 南の島へ行く』には似たもの感じたり。そういうのも嬉しくなる。

https://x.com/tctcgrgrd/status/1665310300458065920?s=46&t=szQCeuppbp5E3fyDHS3CFA

 

来年も無理せずマイペースに好きなものを見つけていけたらいいな!