万事便利なだけじゃ勿体ないし

祖母が遠方から遊びに来たり、藤の花を観に行ったり、庭でBBQしたり、近所の温泉に行ったり、高校時代の部活仲間と集まったり、なんともゴールデンウィークらしいゴールデンウィークを過ごした。こんなにゴールデンウィークらしいゴールデンウィーク、いつぶりだろう。なんだか子供に戻ったみたい。

評判が良くて気になってたけど見逃していたドラマ『俺の家の話』がアマプラに上がっていたので見た。
主演の長瀬智也西田敏行がとにかく素晴らしかった。介護する者とされる者の感情の探り合いだったり、双方の心情の描き方がリアルで、見ていてしんどくなる場面、思わず涙する場面が沢山あった。けど、自分含めきっと大多数の人にとって日常とはかけ離れた「能」と「プロレス」がベースにあるおかげで、介護の部分のみに深く入り込み過ぎずに見ることができた。

見終わった後、良いドラマだったなぁという気持ちと同時に不安を抱いた。
私たち兄弟は将来、寿一たちみたいになんだかんだありながらも協力して親の老いに向き合えるのだろうか、と。まあやっていくしかないのだけど。そしてなるべくならピンピンコロリを願うのだけど。

91歳になる祖母、杖も使わず一人で歩けるし、好き嫌いなくみんなと同じものをそのまま食べられるし(アイスクリームが大好き🍦)、新聞も読むし、行った神社の由来も熟読するくらい元気。そしてとにかくよく話すし、よく笑う。何に笑ってんのか分からないけど笑ってることが多い。
それでも年相応な変化はもちろんある。お盆に毎年遊びに行ってた学生時代くらいまでは、毎朝早く起きてラジオ体操してたけど、今は昼前まで寝てるんだなぁとか、数日泊まってただけでも色々と感じることがある。
なかなか望むような孫にはなれてないかもしれないけど、また元気で会いたいですね。



今年は母の日も母の日らしい母の日。
地元の花屋と和菓子屋でお花と草餅買って渡したら喜んでくれた。けど良い大きさの花瓶が家になかったらしく、母が自分でカゴみたいなのに剣山入れて生け花してた。詰めが甘い娘でごめんね!!