勇気は光になる

私立恵比寿中学から推しである柏木ひなたさんが転校する日が迫ってきているので、久しぶりにブログを書いてみる。
何を書くか決めてないけど、思ったことを素直に書いて残しておけたら良いなと思う。
 


まずはエビ中との出会いを振り返ってみる。
私がエビ中を知ったのは、妹が"ももクロのしおりんがぁぃぁぃのモノマネをしている動画"を教えてくれたのがきっかけだったと記憶している。その当時が一体何年でどの曲まで発売されていたのかも覚えていないけど、それを皮切りに、えびぞりダイアモンド‼︎、もっと走れっ‼︎、仮契約のシンデレラなどのMVやダンス動画を見て衝撃を受けた。

そして、これについてもどんな流れだったか覚えてないけど、高校のホームルーム的な時間に卓球をやっていた時、エビ中の話を友達に少しだけした記憶が薄らあるから(もしかしたら一人で考えていただけかも)、遅くとも高校3年(ちょうど仮契約が発売された2012年)の時には知っていたことになる。

こんなに記憶が曖昧なのには理由があって、この時に一気にどっぷりとハマっていれば分かりやすいのだけれど、そうではなかった。この時は「みんなめちゃくちゃ可愛いし曲も個性的で楽しいし、特に鈴木裕乃ちゃんの独特な感じ好きかも!」と思いつつ、しっかりとハマりはしなかった。

大学2年の梅雨ごろ、TVで流れていたバタフライエフェクトのCM。以前衝撃を受けた強い世界観は残したまま、なんだかメンバーが変わっている!?と思い、気になって調べたが最後だった。追っていなかった間に発売された曲のMV(多分だけど、手をつなごう、U.B.U.、未確認中学生Xあたり)、『それみろ!カホリコ』、そしてなんと言っても当時放送されていたバラエティー番組『エビ中グローバル化計画』は私を沼に引き摺り込むには十分過ぎた。(やっぱりメンバーの個性や関係性が分かるバラエティー番組やYouTubeがあるのって大事)
瑞季・裕乃・なつが転校していたのは悲しかったけど、かほりこがとにかく良い子そうだし可愛いしなんか2人とも変で面白いし、新生エビ中にどんどん夢中になっていった。

今思うと笑っちゃうけど、その年の大学芸会(おもちゃビッグガレージ@横浜アリーナ)は大学で英語の授業を受けながら、「ライブなんて、しかも一人でなんて流石にな〜」と諦めつつ、それでも気になってしまいソワソワしていたのを覚えている。

翌年2015年2月、私の初登校はまさかのMステ2回目の出演時だった。ファンに囲まれたライブ形式(Mステでたまにあるやつ)で、放課後ゲタ箱ロッケンロールMXを披露した回。その観覧募集を見てファンクラブ加入を決意したのか、たまたまファンクラブに入ってすぐにその募集があったのかは微妙なところだけど(多分前者でしょ)、当選した時は本当に嬉しくて、普段なら絶対に着ない真オレンジのカーディガンを親に借りて着て行き、リハの時にひなたから最初で最後の爆レスを貰ったのは今でも大切な思い出だったりする。

初期の高めツインテールのひなたはもちろんそりゃ可愛いんだけど、個人的にはショートカットになったひなたはより"推し"を決める上でぐぐんと私の中でトップに躍り出た。というのも、FCに加入して推しメン登録をする時に、「やっぱりひなただよな〜、、、うん、ひなただよ!!」といった感じであって、初めから絶対的に決まっていたわけではなかった。
(今これを書きながら思ったんだけど、そもそもはじめからこの子!って一人に惹かれてグループにどっぷりハマるってないかもしれない。あの子もこの子もみんな魅力的で迷っちゃう!!ってなるグループ以外にハマったことが多分ほぼないし、その中で特に自分はこの子だよね〜ってなる子がいて、推しという存在として意識してるうちにどんどんその子のことを知って好きになるっていう感じだな、とふと思った)

そんな感じで初登校の後は、シアターシュリンプで、「みんなこんなに演技まで出来ちゃうの?!!」と新たな魅力を知り、それからは春ツアーは毎年関東圏を3〜5公演(2019のライブハウスツアーは除く)、ファミえんは2015〜2018はBlu-rayで楽しみ、2019、2022は参加、秋ツアーがあれば関東で数公演、ちゅうおん(一番好きなライブ!全部行ってる!)、大学芸会、その他も関東のライブは基本行ければ行くという感じでライブに通ってきた。

とにかくエビ中の楽曲やライブが好きだからこれまで観てきた。ライブでのパフォーマンスが、パフォーマンスから伝わってくるメンバー一人一人のまっすぐな人間性が好き。どんなライブでも、どんな曲でも、その一曲の世界観を丁寧に、精一杯伝えようとするところが好きだ。アイドルとオタク(に限らずだけど)、相手の全てを知ることなんて当然できないけど、やっぱりどこまでも正直で、ありのままだと思わせてくれるところが好きだ。
 
それで十分なはずなのに、急に「自分ってファンなのかな」みたいな不要な思考がやってきてしまうこともある。それは最後の特典会の券を買いそびれたとか、そういう単発のことではなくて、多分今回買っていてもそう思っていたと思う。色々と天秤にかけた結果、自分の選んだスタイルでずっと満足してやってきていたはずなのに、ちょっとしたことでそれが揺らぎそうになったりする。
だから、自分が二十代ほぼずっと隣にあったエビ中柏木ひなたというアイドルをどんな風に見てきたかをこのタイミングで文章にしたくなった。エビ中との思い出を残すものが自分の気持ちしかないのなら、その気持ちを書けば良いと思った。
 
 

私がエビ中を好きになった8人時代から順に振り返ってみる。

まずは8人時代。
金八や穴空はまさに私が特に魅力を感じたエビ中で、その時期はMステをはじめとした音楽番組なんかにも何度か出演したり、オタクの友達を作っていなかった自分にも伝わるくらいにはオタクの間でもブレイクを期待する雰囲気が漂っていたと思うし、活気に満ちていた。私自身この時はちょうど大学生で、平日夜のライブや発売イベントなんかも割と気軽に行っていた。穴空発売の頃から、ひなたの突発性難聴、そしてその後に歌穂ちゃんのバセドウが発表されたりもあったけど、工夫しながら毎回出来る限りのパフォーマンスをしていた。
好きになったばかりのひなたはかほりこが加入して大人になったとこの前のいそきん集結で言っていたけど、今と比べたらまだガキンチョ感があって可愛くて仕方ないし、まだ少し鼻にかかるような歌声も好きだった。ボイトレが恵美子先生に変わって、ひなたの歌い方が一番直すのが大変だったと書かれていたのを何かで読んだ。そこからの歌声はもう、どんな言葉でも表し難い。どんな曲も表現できてしまうのではないかと圧倒される。好きとか大好きとかそういうんじゃない。それこそ「光」という言葉がしっくりくるかもしれない。

7人だったおよそ1年間。
6年弱経った今でもどうやって語るべきか考えてしまう。グループを終える選択肢だってあっただろうけど、続けることを選んでくれたことに、今となっては心からありがとうと言いたい。当時は、というか常々そうだけど、本人達が少しでも楽な選択をしてほしいとしか思えなかったから。
エビクラシーという素晴らしいアルバムを携えたツアーの千秋楽を一生忘れないだろう。
そういえば最近写真フォルダを整理していて気づいたけど、りななんのことがあった10日後までの間に大事な資格試験を2つ受けていて、なんとかよく頑張ったねと、こればかりは自分に労いの言葉をかけたくなった。

そして6人時代。
メンバーの怪我や病気が続き、6人揃って活動できる期間は少なかったけど、その時できる精一杯のパフォーマンスを見せてくれるエビ中からずっとパワーをもらっていた。個人的には社会人2〜4年目で、頑張り時が沢山あった日々の中で、エビ中がいたから明るい気持ちになれたり、自分も頑張ろうと思えたことが何度あっただろう。そういうのって、自分の場合はハッキリと「あの時はあの曲に救われた」とはあまり思わないけど、「あの時もあの時もずっとエビ中が好きでライブに行ったり曲聴いたりしてたから、それで今までなんとかやってこれてるから、きっと救われてたんだろうな」と思う。そういうことだよね。
そして、6人だからこそ歌えた曲達は大好きな曲ばかりだ。いろんなアーティストから提供を受けて常に違う路線の楽曲に挑戦するエビ中は毎回全く違う顔をしているのに、どれも全部エビ中でもあって、私はそれにとにかくワクワクしていた。こんなにワクワクしちゃって良いの?!!ってくらいワクワクしていた。6人時代、大変なことはあっても、ずっとかっこよくて楽しいエビ中だった。
6人での活動をしたいと申し出たひなたの気持ちの強さと、勇気にはただひたすらに尊敬と感謝しかない。あらためて、6人で活動したいと思い、申し出てくれてありがとう。

そして昨年5月から始まった9人のエビ中
7年ぶりの新メンバーであるココユノノカは加入した時から3人ともそれぞれ違った魅力があってなんかすごく良さそう!とは思っていたけれど、まさか一年半でここまでの存在になるとは。
「3人がこんなに頑張ってるんだから私も頑張らなきゃな…」と思わされたことが確実にあった今年。それくらい、ココユノノカの頑張りが肌で実感できるライブをたくさん観たということだと思う。
その裏には特にひなたの存在が大きいことも、この一年半で感じてきた。そして今年4月3日のひなたの転校発表により、それはさらに意味を持つことだと知った。「最後の教え子」であるココユノノカは、ひなたから受け取ったものを大切にしながらも、自分たちなりにエビ中を彩る存在になるんだろうな。上と下に挟まれて同期で結束が強くなりそうなところだけど、いつまでもちょっとバラバラで噛み合わないまま、けどここぞという時には魅せてくれる感じかな、なんて思う。(この前のAD合宿のココユノノカ、すごく頼もしくてかっこよかった)
そして個人的に、ひなたが昨年休養したタイミング、そして転校発表のタイミングと転校のタイミング、全てがなんだか偶然とは思えなくて、この1年間のこともまた一生思い出す、というか、ずっと心の片隅にあるような気がしている。
そうそう、あと、単純に9人のエビ中のライブがめちゃくちゃ楽しい。9人という人数でのフォーメーションや歌割によって生まれる"懐かしさ"とか"原点回帰"のようなものもあるけど、年齢の幅が広がり、個性の幅も広がり、楽曲の幅もさらに広がり、また新しいエビ中というアイドルの姿を見ている感覚が強いかもしれない。
 
変わり続ける。けど、変わらない部分がある安心感。好みによってこの頃が一番好きだったとかは各々あるかもしれないけど、少なくとも自分が見てきた時代はどれも違った魅力があった。これからも新しい魅力を知って見守っていけたら良いなと今は思っている。


 
 
 
自身が安室奈美恵さんの引退を早くに知ったことで気持ちの準備ができた経験から、8ヶ月前に転校を発表してくれる人。
 
お姉さんメンバー、かほりこ、6人時代、ココユノノカ、ソロ、りななん、それぞれとの思い出を振り返るライブを全て自分でプロデュースして、ファンが観たいもの以上のものを観せてくれる人。
 
柏木企画ソロの演出、えまゆなのレッスンだったり、自分が転校したあとのグループのことまで想っている人。
 
 
とにかくその歌声。
ダンス。
表現力。
演技力。
字が綺麗で読みやすいところ。
歌声だけでなく普段話す声やナレーションも美しいところ。
可愛さが限界突破してるところ。
見た目だけでなく人間としての可愛さとかっこよさを持っているところ。
真面目で努力を惜しまないところ。
人見知りだけどすっかり話せるようになったところ。
グループやファンへの愛情が深いところ。

全部大好きです。
これまでおよそ8年半、エビ中柏木ひなたさんを好きでいられて、応援できて、幸せでした。本当に本当にありがとう!

2022年12月16日、最高のライブになりますように!