美味しいものを食べな

ここ最近、とうとう流行病にかかってしまい、久しぶりに高熱が出たり頭痛や関節痛に苦しんだりして、あたりまえのようになっていた健康の尊さを再確認した。身体がしんどくて涙が出たり、喚いたりしたのっていつぶりだろうか。療養後半2〜3日くらい、味覚と嗅覚はあるけどおおまかな分類しかできなくなっていて、風味みたいなものが分からなくて悲しかった。美味しいご飯を食べたいし、ご飯やお茶や布団や窓開けた時外の空気の匂いが分からないのは寂しい。
身体がしんどいとスマホを見る気にもならないし、少しマシになってテレビを見たりラジオ聞いたりしようとしても頭痛が悪化してなかなか厳しい。だから、3日ほど経ちようやく画面が見れるようになってからは嬉しくて反動もあり、えいや!と久しぶりにHuluに加入して、気になっていたドラマを観まくる生活を送っていた。
体調崩す直前に友達と話したスペースで、前々から気になっていた架空OL日記や凪のお暇の名前が上がったので、リマインダーにメモしていた。その流れでこれを機に気になっていたのをたくさん観ちゃえ〜となり、観たドラマがこちら。

・架空OL日記
・凪のお暇
・妻、小学生になる。
・First Love 初恋
・カルテット

我ながらたくさん観た。
普段はドラマって45分×10話とかあるから、そんなの無理!となっちゃうタイプなんだけど、そんな私がカルテット以外は基本1日で、しかもほぼぶっ通しで観てしまった。(カルテットはタイミングだったり、なんだかゆっくり観たくて)それほどどれも面白いし、それぞれ素敵な作品だった。
特に凪のお暇とカルテットは、自分にとって大切なお守りみたいな作品に出会えた気がしている。

過去の最高ドラマを観ていると、ちょっとだけ「なんでこんなに最高なのに観てなかったんだろう…」と悔しくなるタイミングがある。けどそのたびに、「いや待てよ、201◯年ってそりゃ観る気になれなくても無理はないし、何より、今観ているからこそ響いてる部分があまりにも多くない?!」と思い直す。こう思える性格に救われる。

性格といえば、昨日のNEWニューヨークを見て感じたことがあった。繊細サミットという、要するにアメトークの生きづらい芸人と同じような企画だった。(言っちゃった)
そこで出てくるエピソード達、共感するのもあるし、その思考はわかるんだけど、なんだかそこまで気にしなくなったな〜(昔からそこまでは気にしてないかも)と感じて、自分は思ってたほど繊細ではないのかもなと思った。見てると、屋敷の感覚が同じくらいに感じて、だから好きなのかもな〜とも思った。この感覚が近い人と遠い人、どちらの方が相性が良いのかも気になるところ。

昨夜、カルテットの8〜10話を観てポロポロと泣き、じんわりとした気持ちを胸に抱えたままカネコアヤノTLに影響され「愛のままを」を聴き、「できるだけ愛のままを返すね 胸の奥の燃える想いを」の歌詞に深く頷いた。
打算的なものじゃなく、溢れるようなものが良い。優しくしてくれる人には優しくしたくなるし、優しくしてほしいと思う人にはまずは自分から優しくしたいと思う。それで十分だ。



最寄駅の近くにあるのにこの間初めて行き、昨日やっと2回目の訪問をしたナポリタンが美味しい喫茶店。First Love 初恋を観て、ここに行くと決めていた。クリームソーダの、さくらんぼが乗ってない感じも、運ばれてきた直後なのにアイスクリームが溶けてあわあわになってる感じも、良いでしょ。